福島第一原発で行われている燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は、22日朝からデブリを運搬用の箱に入れる作業を行っています。
福島第一原発の2号機では、今月から、2回目となる燃料デブリの試験的な取り出しが行われています。今回は、前回よりも1~2メートルほど格納容器の中心に近い場所で、推定7ミリ以下の大きさのデブリをつかみ、取り出されました。
デブリの放射線量は、回収が可能か判断する基準値を下回っていることが、21日に確認されました。
これを受けて、東京電力は22日午前9時からデブリを運搬するための箱に入れる作業を始めていて、22日中に終える予定です。作業が順調に進めば、23日、この箱を専用のコンテナに移し、2回目の取り出し作業が完了する予定です。