世界に13億人以上の信者をもつローマ・カトリック教会の教皇フランシスコが亡くなりました。88歳でした。
バチカンニュースによりますと、教皇フランシスコは21日、バチカン市国の自宅で亡くなったということです。88歳でした。
教皇フランシスコは気管支炎が悪化したとして、2月14日からイタリア・ローマ市内の病院に入院し、その後、肺炎を発症して2度にわたって命に危険に陥りましたが、容体が安定したということで先月23日に退院していました。
今月20日には、サンピエトロ広場で行われた復活祭のミサに姿を見せたほか、アメリカのバンス副大統領とも面会したと伝えられていました。
教皇フランシスコは、前任のベネディクト16世がおよそ600年ぶりに生前退位した2013年にローマ教皇に就任しました。移民・難民の支援を最も重要な任務の一つに掲げ、「安心な生活を求めて母国を出ざるをえない人たち」に祈りを捧げてきました。トランプ大統領の移民送還計画には「恥ずべきことだ」と発言し、尊厳ある扱いを求めてきました。
また、2019年には教皇として38年ぶりに来日。「核廃絶」を訴えるため、被爆地の広島・長崎を相次いで訪問しました。
教皇の死去を受けて、枢機卿会議がバチカンで開催され、葬儀の日程などが決められることになります。死去から15日から20日以内に新しい教皇を決める伝統的な選挙「コンクラーベ」がシスティーナ礼拝堂で行われることになっています。
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