ことし7月に長崎大学病院でガンの手術を受けた女性が退院後に亡くなっていたことがわかりました。解剖の結果などから病院は『医療事故』と認め、詳しい原因などを調べています。

長崎大学病院によりますと亡くなったのは、ことし7月、長崎大学病院で子宮を全摘出する手術を受けた50代の女性です。
女性は初期の子宮体がんと診断されていて、手術には手術支援ロボットが使われました。

その後女性は退院しましたが、手術からおよそ2週間後自宅で下半身から大量に出血し死亡。死因は出血性ショックだったということです。
その翌日の病理解剖の結果、患部近くを通る動脈におよそ2ミリの穴が見つかり、病院側はここから出血したものとみて『医療事故』と認定し、遺族へ謝罪したということです。

病院は執刀した医師2人はロボット手術の経験は複数回あったとした上で、調査委員会を設置し医師に過失があったかも含め原因を詳しく調べるとしています。














