2021年度に山梨県内の公立学校の教員で過労死ラインとされる月80時間以上の残業をした人は4人に1人の25.7%に上ったことが分かりました。

これは10月24日に開かれた教員の働き方改革を検討する県の会議で報告されました。


それによりますと、2021年度に過労死ラインとされる月80時間以上の残業をした教員の割合は、公立の小中学校と高校全体の25.7%となり、2020年度より2.1ポイント増加しました。


残業が増加した要因は、通常の学校生活が戻り部活動や行事が再開したことを挙げています。


一方、部活動指導の負担軽減で平日1日と土日どちらか1日を休養日にした顧問の割合が中学、高校ともに85%を超え、2020年度より改善しました。


しかし、残業と部活動休養のいずれも目標には達しておらず、県は11月、県立学校に午後8時までに業務を終える取り組みを依頼するなど働き方改革を進めることにしています。