先月政府が放出した備蓄米14万トンのうち、2週間で卸売業者に引き渡された量が2%程度のおよそ2700トンにとどまったことが明らかになりました。
江藤農林水産大臣はけさ、1回目に放出した備蓄米およそ14万トンのうち、先月30日までの2週間で集荷業者が引き取ったのは4071トンだったことを明らかにしました。
そのうち卸売業者に引き渡されたのは、全体の2%程度にあたる2761トンにとどまりました。
そのうえで、集荷業者から卸売業者への玄米60キロあたりの販売価格が落札価格よりも1000円ほど高かったことについて、江藤大臣は次のように述べています。
江藤拓 農林水産大臣
「集荷業者の方々は運送経費のみ上乗せをして、利益はのせていないということ、数字の上でも明らかになったというふうに私は受けとめております」
備蓄米は先月下旬から大手スーパーなど一部の店頭に並び始めましたが、中小のスーパーに出回っていないという指摘をうけ、来週始まる3回目の放出から卸売業者間での販売ができるようになります。
注目の記事
【言葉を失ったアナウンサー】脳梗塞による失語症 「話すのは、アー、ウーだけ」…最重度の “全失語” を乗り越えたリハビリの日々【第1話】

「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









