先月政府が放出した備蓄米14万トンのうち、2週間で卸売業者に引き渡された量が2%程度のおよそ2700トンにとどまったことが明らかになりました。
江藤農林水産大臣はけさ、1回目に放出した備蓄米およそ14万トンのうち、先月30日までの2週間で集荷業者が引き取ったのは4071トンだったことを明らかにしました。
そのうち卸売業者に引き渡されたのは、全体の2%程度にあたる2761トンにとどまりました。
そのうえで、集荷業者から卸売業者への玄米60キロあたりの販売価格が落札価格よりも1000円ほど高かったことについて、江藤大臣は次のように述べています。
江藤拓 農林水産大臣
「集荷業者の方々は運送経費のみ上乗せをして、利益はのせていないということ、数字の上でも明らかになったというふうに私は受けとめております」
備蓄米は先月下旬から大手スーパーなど一部の店頭に並び始めましたが、中小のスーパーに出回っていないという指摘をうけ、来週始まる3回目の放出から卸売業者間での販売ができるようになります。
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