◇4月17日(木)@みずほペイペイD/福岡ソフトバンクホークスvs東北楽天ゴールデンイーグルス

◇0対0の6回ウラに打線が奮起

頼れるベテランの一振りだ。5回まで毎回ランナーを出しながらも得点できていなかったソフトバンクだが、6回、先頭の今宮健太が、四球で出塁すると…。今シーズン初スタメンの3番・栗原陵矢がセンター前へ今シーズン初ヒット。先制のチャンスを作った。

しかし、4番・山川穂高、5番・正木智也と中軸が凡退し、本拠地には嫌なムードが漂う。その空気を一振りで変えたのが、ベテランの中村晃だ。

楽天の先発・岸孝之が投じた5球目のストレートを振り抜くと、打球はライトスタンドへ。今シーズン第1号は貴重な先制3ランとなった。

中村晃は「思い切っていくことができた結果です。前田純が頑張っている中で何とか先制点をあげることができて良かったです。」とコメント。

自己最多の101球を投げて、6回無失点と粘りの投球を見せた、先発の前田純に今シーズン初の勝利投手の権利をもたらす大きな一発となった。

◇リリーフ陣が粘れず…楽天に3連敗 パ・リーグ最下位に

ところが、リリーフ陣がこのリードを守れない。8回は松本裕樹が鈴木大地にタイムリー2ベースを打たれ、1点を返されると…。

9回は守護神のオスナが楽天打線につかまってしまう。9番・村林一輝に同点2ラン、さらに1アウト1塁から3番・浅村栄斗にタイムリー3ベースを打たれ、勝ち越される。

このままでは終われないソフトバンクは9回ウラ、2番・今宮健太、3番・栗原陵矢の連打でチャンスを作る。一打出れば同点&長打が出ればサヨナラの場面で、打席には、打点チームトップの4番・山川穂高を迎えるが…、結果はセカンドフライに倒れ、試合終了。

ソフトバンクは、楽天に3連敗を喫し、パ・リーグ最下位に順位を下げた。

(楽天4-3ソフトバンク)