16日の寒さから一転、17日の福島県内は、各地で暖かな陽気となりました。

浦部智弘アナウンサー「午前11時半の福島駅前です。現在の気温は22.6℃です。かなり暖かくてぽかぽかしています」

高気圧に覆われた17日の県内は、午前中から気温が上がり、伊達市梁川や福島などでは、今年初めての夏日となり、多くの場所で今年一番の暖かさとなりました。

大玉村の30代男性「上着は今薄いのを着ている。きのうは厚いのを着ていたけど、きょうはきのうより全然暖かい」

春の陽気から一気に夏日に。大きな寒暖差に、こんな人も…。

桑折町の20代女性「先週の寒暖差で体調を崩したんですけど、きのうからきょうにかけても7℃近く違って…10℃弱違ったので、また体調を崩すんじゃないかなと思って心配です」

気をつけたいのは、体調管理だけではありません。クマの目撃が相次いでいます。

14日、大熊町野上で、イノシシ用のわなにかかっているツキノワグマ1頭が見つかりました。浜通りでクマが捕獲されたのは、統計のある2013年以降で初めてです。

捕獲されたクマ・大熊町提供

捕獲されたクマの体長は162センチで体重は72キロ。4歳から6歳と推定されています。町は山に放すことも検討しましたが、麻酔を準備している間にわなを壊される危険があったことや、住民の安全などを考え、県や警察に連絡したうえで、殺処分しました。

春になり、クマの目撃情報が増えていることから、県は16日、県内全域に「出没注意報」を発令。山に入る際は、複数人で行動することや、クマ鈴を持ち歩いて、注意するよう呼びかけています。