2024年、中学校のプールで起きた小学生の死亡事故を受け、高知市教育委員会は授業の再開に向けて安全管理を見直した新たなマニュアルを作成しました。

2024年7月、プールの設備故障に伴って南海中学校のプールで行われた長浜小学校の水泳の授業で、4年生だった松本凰汰くんが溺れて死亡しました。高知市教育委員会は6月からのプール授業の再開を目指して新たに安全管理マニュアルを作成。安全な水深として「全ての児童の両肩が水面から出るラインを目安とする」と明記しました。また、授業の実施者とは別に監視者を必ず配置すること。人数確認を徹底し、体力や体格が同程度のペアを作るバディシステムを導入することなども盛り込まれています。

(高知市教育委員会 永野隆文 教育長)
「数センチですけどプールの構造は違います。まったく同じプールはございません。そういった意味からも学校では、学校の固有の状況も踏まえて、安全対策を緻密にとっていただきたいと発信している。支援チームを含めてチェックをしていきたい」

16日に報告されたマニュアルは今後、各学校で共有されるということです。