伊勢神宮のお神札(ふだ)に用いる木材を切り出す儀式が行われました。

「神宮大麻(じんぐうたいま)」と呼ばれる伊勢神宮のお神札は、内宮の近くにある神宮林で切り出されたスギなどが使用されています。

きょうはお神札用の木材を切り出す最初の儀式「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が行われました。烏帽子姿の「工匠」が伐採を行う山の方向に斧を3回振り下ろし作業の安全を祈願しました。

切り出した木材は1年ほど自然乾燥させてから薄く加工し、和紙で巻いて「神宮大麻」にします。一年に約1000万体の「神宮大麻」が全国の神社に送られるという事です。