那覇軍港の跡地利用を円滑に進めるため、国、県、那覇市の三者が話し合う「県都那覇市の振興に関する協議会」が、今月中に開催されることが関係者への取材で分かりました。
「県都那覇市の振興に関する協議会」は、米軍那覇軍港の浦添移設合意に伴い、2001年に設置されたものです。国、県、那覇市が参加し、那覇市の振興事業や米軍那覇軍港の跡地利用を円滑に進めることについて議論を交わしています。
協議会は、2013年11月以降開催されていませんでしたが今月中にも開催されることが関係者への取材で分かりました。協議会が開催されれば、約12年ぶりとなります。
これまでの協議会で那覇市は奥武山公園の整備や中心市街地の活性化、ウォーターフロント構想などを国側に示していて、2010年には、軍港周辺の「まちづくり支援事業」として防衛省からの補助を受け、「沖縄セルラースタジアム那覇」が整備されています。
協議会の開催で那覇軍港移設後の跡地利用に向けた議論がさらに加速する見通しです。