愛媛県立とべ動物園は、繁殖のためにメスのオランウータンを借り受けることなどを盛り込んだ協定を、インドネシアの動物公園との間で取り交わしました。

県は、これまでに、インドネシア政府との間で、絶滅の危機に瀕している希少動物・オランウータンの保護などをめぐり協定を結んでいます。

県立とべ動物園とインドネシアの動物公園「タマン・サファリ・インドネシア」との間で、今回取り交わされた協定では、オスの「ハヤト」の繁殖のためにメスのオランウータンを今後5年間借り受けることなどが盛り込まれました。

2010年5月25日に札幌市の円山動物園で生まれ、6年あまり前に県立とべ動物園に移されたオスのオランウータン「ハヤト」は現在14歳で、繁殖の適齢期にあたるということです。

協定によりますとこのほか野生動物保護を目的に、県立とべ動物園で繁殖したレッサーパンダなどをインドネシアに送る予定ということです。