新学期を迎え、朝の通勤・通学時間帯の痴漢被害をなくそうと、高校生が駅で利用客に注意を呼びかけました。

けさ、名古屋市南区のJR笠寺駅で掲げられたのは、地元の高校の書道部が筆で書いた「痴漢撲滅」の横断幕です。

きょうは高校生22人がチラシを配り、混雑した列車内では出入口の近くに立たないことや、ホームでは後ろにいる人にも注意することなどを愛知県警の警察官と一緒に呼び掛けました。

(参加した高校生)
「地下鉄に乗る際は女性専用車両などに乗って、防犯意識を高めたい」

列車内での痴漢の相談件数は、去年1年間で約150件に上り、その7割が朝の通勤時間帯に発生しているということで、警察が警戒を強めています。