奥州藤原氏の三代秀衡が中尊寺に奉納した国宝の一部である可能性が高いとされる巻物が13日、岩手県住田町で一般公開されています。

住田町の町民ホールで一般公開されているのは、約850年前の12世紀後半に藤原秀衡が平泉の中尊寺に奉納し、現在は国宝に指定される「紺紙金字一切経」の一部とされる巻物です。

今年1月に町に住む所有者が調査を依頼し、専門家が調べたところ本物の可能性が非常に高いということが分かりました。

町でかつてない大発見だとして行われた一般公開は、13日の午後3時までの1日限定で町は今後、巻物の保管場所の検討を進めます。