今年の3月いっぱいで岩永洋昭さんが脱退し、3人体制となった純烈が、「全国ツアー『純烈コンサート2025︎』」を千葉・松戸森のホール21でスタートさせました。 昼夜2公演、3,000人をソールドアウトさせ、好調なリスタートを切ったメンバーに、緞帳が上がり「プロポーズ」のイントロが流れると会場のボルテージは一気に高まりました。

純烈(左から 後上翔太さん・酒井一圭さん・白川裕二郎さん)
酒井一圭さん(純烈)




リーダーの酒井さんは、“あらためましてカズ酒井と東京ダンディーと申します。よろしくお願いします”と挨拶。後上さんから“なんですか!それ?”とツッコまれると酒井さんは、“いやもう「純烈」なんて名乗れない。純烈とは6人であり、5人であり、4人であり…”と語りだし“最初、白川と小田井さんと3人の時代があり、その時は前川清さんが歌っていても「内山田洋とクールファイブ」「敏いとうとハッピー&ブルー」しかり、リーダーの名前とグループ名ということで「カズ酒井と東京ダンディー」と名乗っていた時代が、わずか1週間だけですけど名乗っていた事があるんです”と明かしました。

後上翔太さん(純烈)



後上さんは、“僕はその時「カズ酒井と東京ダンディー」のプロモーションビデオを撮ってました。そのとき「やらないか?」と声を掛けられ「イヤだな」と思ったんですけど、やることになったんですよ”と語り、グループ初期の思い出話を明かして笑わせました。

白川裕二郎さん(純烈)


センターに立って話を振る酒井さんでしたが、違和感を覚えソワソワする酒井さんは“やっぱ、ここがええわ”と従来のステージ下手の立ち位置に移動するなど、3人態勢のコンサートに戸惑いを覚えていた様子でした。ここで酒井さんは白川さんの表情に、“ちょっと待て、お前なんで今日ファンデーションそんなに白い?”と指摘しましたが、白川さんは“白いですか?わかんない照明のせいかな?”と返すと、酒井さんは”お前また腹痛いとか、胃腸炎になってへん?”と白川さんの変化を指摘していました。

純烈(左から 酒井一圭さん・白川裕二郎さん・後上翔太さん)


さらに、この日は初期メンバーだった林田達也さんも来場し楽屋にも訪れたことを明かしました。白川さんから、“あいつ千葉に新築で家買って7,000万円だって。あいつ儲かってんなぁ”と、かつてメンバーの来場を喜びつつ、酒井さんは“でも、ありがたいよ、こうやって3人になった純烈の不幸をみんなが見に来てくれた”と語り、会場を笑わせていました。

3人体制になったことで振付けやコーラスに変更点が発生し、メンバーに緊張感が高まる中、酒井さんは “全部岩永が悪い!ほんまアイツが辞めへんかったら練習する必要なかったやないか、そのままやったら鼻歌歌って松戸に来れたのに”と、八つ当たりのようにボヤいて会場はさらに爆笑。

ステージでは、元AKB48・横山由依さんと昨年末に結婚した後上さんが「お嫁サンバ」をソロで披露したり、今月23日にリリースされる3人体制での初のシングル「奇跡の恋の物語」など17曲を歌い、純度の高いステージでファンを楽しませていました。

純烈(左から 酒井一圭さん・白川裕二郎さん・後上翔太さん)


昼公演を終え会見に応じた酒井さんは、“武道館や紅白よりも緊張しましたね”と語り、白川さんは“幕上がる前まではけっこう足が震えてましたけど、幕が上がった瞬間、お客さんの顔が見えてホッとしました”と、以前と変わらぬスタートが切れた事に安堵の表情を浮かべていました。後上さんは“いつもは楽屋に呼びに来られてみんな立ち上がるんですけど、きょうは呼びに来た時すでにみんな部屋を出た後でした。気合の入り方はいつも以上でした”と語りました。

酒井一圭さんの「辞め烈」Tシャツ


酒井さんは3人体制に“やってみてすっきりしました。だって現メンバーより、やめてる奴の方が多いんだもん”と、辞めたメンバーの似顔絵が掛かれた特注オリジナルの「辞め烈」Tシャツを使いながら、“メンバーを増やすのかとか、いろいろ聞かれるけど、戻れるのはこの人たちだけ”と語っていました。

白川裕二郎さん(純烈)


また、コンサート終盤に白川さんが涙ぐんだことについて聞かれると、“これメンバーにも、まだ言ってないんですけど”と語りだし、“実は昨日うちの母親が倒れたんです。それでです”と突如明かしました。酒井さんは“あーそれでだ。声出てへんかった。だから絶対、顔色もおかしかった。そういう事や”と、コンサート序盤で指摘したことに合点がいったようで、“お母ちゃん大丈夫なの?”と声をかけると、白川さんは“とりあえずはという感じかな”と気丈に応えていました。後上さんは、“初公開すぎて他のメンバーも、ちょっと動揺してます。今知りました”と驚いた様子。酒井さんは“92歳やし、そういうタイミングでもあるので、ちょっとでも親の生きている間に頑張ろうというっていう白川だけど、きのうそういう事があれば「ちょっと何かへんだぞ」と15年やってきたから仲間だから、しゃべらなくてもわかります”と語りました。白川さんは“(酒井さんは)さすがです。後上はまったく気づいていませんでした”と語って笑わせ、メンバー同士「持ちつ持たれつ」3人で支え合っていく意気込みを見せました。

左から 酒井一圭さん・白川裕二郎さん(純烈)


また「辞め烈」メンバーの復帰に話が及ぶと、酒井さんは再びTシャツを使いながら“紅白連続出場しているうちはここ(友井雄亮)は無理やろな。ここ(林田達也)とは紅白出たかったんですよ。ここ(小田井涼平)はやりきっただろうし、ここ(岩永洋昭)は娘に会いに帰ったし…でも、やっぱり自分が死ぬ前にこの7人全員そろって純烈として日本一周して、「ありがとう!」って感じで歌いたいというのはありますね”と説明すると、白川さんは“これ(Tシャツ)便利やね”とツッコミを入れて笑わせました。

純烈(左から 酒井一圭さん・白川裕二郎さん・後上翔太さん)


さらに女性の新メンバー加入についての可能性を聞かれると、酒井さんは “女性はやっぱり横山(由依)ちゃんかLilicoさんでしょう?” と答えました。白川さんが “そういう話になったりしないの?” と後上さんに振ると、“ならないよ、家で話すか!「純烈どう?」なんて言いませんよ”と食い気味に否定。しかし横山さんの “総監督” を提案されると、“リーダーの上の総監督か、それはアリかもね”と、グループ内ヒエラルキーの変化に期待したような笑顔を見せていました。

【担当:芸能情報ステーション】