青森県佐井村の伝統芸能「福浦の歌舞伎」の春祭り特別上演が10日に行われ、会場を訪れた観客が、全国的にも珍しい「漁村歌舞伎」を楽しんでいました。

10日に、佐井村で上演された県の無形民俗文化財「福浦の歌舞伎」は、はじめに舞台を清める舞の「三番叟(さんばそう)」で幕開けし、源平合戦を題材にした「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」など2演目が披露されました。

演目に出演する13人のうち、ほぼ半数は地区外からの参加で、なかでも豊臣秀吉や明智光秀の家臣が登場する「太閤記九段目(たいこうき・きゅうだんめ)」では、百姓役として県外から3人が参加し、アドリブを交えたセリフで会場を沸かせました。

百姓役
「『とちあいか』というとても高価な5000円もするイチゴでございます。さらっと地元の宣伝をさせていただきます」

福浦芸能保存会 田中 均 会長
「(県外から参加の3人は)すごくよかったと思う。泣きそうになった。がんばって、また来年やりたいという気持ち」

会場を訪れた約120人の観客は、明治時代に福浦地区へ伝わった伝統芸能を楽しんでいました。