工場で生まれる廃熱を別の企業の工場で活用し、温室効果ガスを減らそうという取り組みが福岡県北九州市で進められています。

RKB 浅上旺太郎記者
「石けんを作る工場にはボイラーがあります、捨てられていた100℃ほどのお湯の熱を有効活用します」
11日に公開された事業化実験は、まず、若松区のシャボン玉石けんの工場で製造過程で出た廃熱を蓄熱装置に貯めます。

この廃熱で温めた温水を地下に埋設されたパイプで半導体関連企業の工場に送り、薬剤の原料を温めるために活用しようというものです。
これによりヒーターに使う電力量が減少し温室効果ガスの排出を削減できます。
この事業化実験は、東京に本社を置く重工業メーカー・IHIが北九州市と連携して進めているものです
IHI 事業開発統括本部 大塚裕之 主幹
「コストを吸収して事業として継続的なのか調べたい」
国内の工場などで消費される熱エネルギーのおよそ6割が有効利用されていないということで企業間で熱エネルギーを融通しあい有効活用する取り組みとして今後注目されます。













