19世紀から20世紀に活躍した画家が手掛けたポスターなどを集めた展示会が12日、盛岡市で始まります。
作品からは印刷技術の発達や時代背景を感じることができます。

11日は会場の岩手県立美術館で報道機関向けの内覧会が行われました。
この展示会には、19世紀から20世紀中ごろにかけて作られたポスターおよそ160点が並んでいます。

こちらは「ポスターの父」と呼ばれたフランスのジュール・シェレによるワインの広告ポスターで、躍動する女性とワインが鮮やかな色彩で描かれています。
また、ゴッホの没後70年に開催された展示会のポスターを製作した印刷工房の作品も多数展示されていて、ポスター芸術の誕生と発展の歴史を見ることができます。

(県立美術館学芸員 盛本直美さん)
「非常に色鮮やかで個性豊かな作品がありますので楽しんでいただきたいです。展覧会の歴史も見られる、時代背景とともに見ていただければより面白いかと思います」
この展示会は盛岡市の県立美術館で12日から6月8日まで開催されます。