今年のサクラももうすぐ見納めです。岡山・香川でもこの春、各地で満開のサクラが咲き誇り、見た人の心を癒してくれました。

けさ(10日)の岡山市の旭川沿いのサクラです。花びらは徐々に散り、若葉も芽吹き始めていました。

「ちょっと緑も出てきてこれからいよいよ夏になるなという感じ」
「この時期になったら少しずつ散ってきて、ひらひらと花吹雪みたいになっているのを見るのも気持ちがいい」

今年も岡山・香川の各地で美しく咲き誇ったサクラです。

樹齢1000年ともいわれる岡山県真庭市の醍醐桜。

県外からも多くの人が訪れました。

「こんな圧巻の桜はなかなか見られないので一生に一度の思い出かなと」
(記者)「お嫁さんと桜どちらがきれい?」

「いやーもう…もちろん…。僅差でお嫁さん」

同じく真庭市では約180本のソメイヨシノが淡いピンクのトンネルを作り出していました。


「ぶらっと来てみたのですが、こんなにきれいとは思わなかった」

「いっぱい咲いてすごいと思います」

岡山県倉敷市の「まびふれあい公園」です。

去年7月の開園に合わせて植えられたエドヒガンザクラ55本が初めて迎えた春。西日本豪雨からの復興のシンボルとして、大きな役目を担っています。

また、玉野市の「横田公園」では、ひと足早いこいのぼりの競演です。

一方、香川でも…。

石垣の名城として知られる丸亀城では、ソメイヨシノやシダレザクラなど約650本が多くの人の目を楽しませました。

香川県琴平町の春の風物詩「お練り」でも、

満開のサクラが花を添えました。

先月、発生した岡山県南部の山林火災。

多くの木々が焼損するなか、ここでも桜は凛と咲いていました。

県内で過去最大の焼損面積となった今回の火災のあとも、この地域に一日でも長く春を届けようと、強く咲き誇っています。

岡山・香川の各地で私たちを見守ってきたサクラです。散り際も美しく、季節は少しずつ移ろいつつあります。