俳優の宮沢りえさんが、自身のインスタグラムを更新。
2014年に死去した母・光子さんへの思いを明かしました。

宮沢りえさん



宮沢さんは、「ずーっと心に閉まっている事がある。それは、母の事。」と書き出し、「随分、長いこと尾鰭背鰭がついた状態で本来の姿ではない母がSNSの中を重そうに泳いでいる。」と投稿。

宮沢りえさん




続いて、「有る事無い事で塗り固められた母がSNSにこびり付くように存在している。誰かが、その場を盛り上げようと放ったブラックなジョークが、回り回って醜い真実となって駆け回っている。それがどうしても悔しい。」と胸中を明かしました。

宮沢りえさん




宮沢さんは、「ある時期、毒母、魔女などと言われ叩かれていた時期があって、本当に存在する目の前の母とかけ離れ、様々な憶測で塗り固められたもう1人の虚像の母を否定したいと思った事があった。その時、母に『そんなものを否定して同じ土壌に立つことは本意ではない』と諭された。」と投稿。

宮沢りえさん


続いて、「その通りだと、納得した私は、その否定したい気持ちを心の奥に閉まった。自分が役者として認められる様になる事で反逆したいという想いが、演じる事へのエネルギーの一部でもあって、今日まで生きている様な気がする。」とコメントしました。

宮沢りえさん


宮沢さんは、「私の母は愛情に溢れ、正義感が強く、天才的な直感力の持ち主で、全ての人に平等で、人間性に欠けた常識というものに真っ向から立ち向かうパンクな人だった。心の底から自慢したい母だ。あんな風に生きたい。」と投稿。

宮沢りえさん




続いて、「同じ土壌に立たない。という母との約束を破って、心から申し訳ないと思うけど、どうか、許してもらおうと思います。私を生んでくれて、ありがとう。」と綴りました。

【担当:芸能情報ステーション】