先月(3月)、岡山県教育委員会が再編計画を発表した中での入学式です。真庭市の勝山高校蒜山校地に30人が入学し、新生活をスタートさせています。
真庭市蒜山地区にある勝山高校蒜山校地です。今年は、県外からの8人と、市外からの8人を含む30人が入学し、地元出身の新入生・小椋佳恵さんが代表して宣誓しました。

(新入生代表 小椋佳恵さん)
「勉学はもちろん様々な行事にも積極的に参加し、自己成長できる3年間にしていきたいと思います」
さらに、学校の目の前に先月オープンしたばかりの学習交流センターでは、寮に入る生徒を歓迎する入舎式も開かれました。定員20の学生寮と地元住民の交流スペースをひとつにまとめた施設です。さっそく、住民と新入生が親交を深める場も設けられました。

(新入生)
「入りたかったとこなので、第一志望なのでとても嬉しいです」
(茨木県から入学)
「馬術部がとてもよくて、見学に行ったときにときめいてここに来ました」
そんな中、岡山県教育委員会は、2年連続で1年生の生徒数が100人を下回ったとして、先月、勝山高校と真庭高校を再編し、ひとつの高校を作る計画を発表。これに対し、式に出席した太田昇市長は…。
(太田昇真庭市長)
「それぞれの高校が魅力あるものにならないと、単に数合わせみたいな再編をしても意味がないと思います」
真庭市は、県教委と再編について協議する一方で、志願者数を増やすため高校の魅力向上につながる独自の施策を進めていく方針です。