冬の間通行止めとなっている岩手と秋田を結ぶ観光道路、八幡平アスピーテラインは15日の開通に向けて除雪作業が続いています。

(井丸キャスターリポ)
「山頂まであともう少し、白銀の世界で春の訪れを感じさせるような、除雪作業が佳境を迎えています」
八幡平アスピーテラインは全長17.6キロメートルの観光道路で、2024年11月5日から冬の通行止めが続いています。

除雪作業は3月10日から行われていて、山頂まで残り200メートルとなった9日、報道陣に作業が公開されました。
今シーズンは過去5年と比べて平均で1.5メートルほど高いおよそ6メートルの積雪がありましたが、懸命の除雪により開通に向けて順調に作業が進められています。
そしてこちらの雪の回廊の最大の見どころといえば…

(井丸キャスターリポ)
「ご覧ください!最も高いところで私およそ4人分。7.3メートルの雪の壁がそびえ立っています。高いー!」
2025年は入口の緑が丘ゲートから10キロほど進んだ地点で、2024年より1.3メートル高い最大の雪壁が出現しました。

(県盛岡広域振興局土木部岩手土木センター 阿部寛之道路河川整備課長)
「非常に美しい壁に仕上がっている近年でも屈指の雪の芸術を、間近で体感していただきたい」

八幡平アスピーテラインは15日に開通予定で、雪の回廊は例年5月上旬まで楽しむことができます。