埼玉県狭山市で1963年に女子高校生が殺害された「狭山事件」で服役し、冤罪を訴えながらも今年3月に亡くなった石川一雄さん(当時86)の遺族が、4度目となる再審=裁判のやり直しを求める訴えを起こしました。

事件で無期懲役の判決を受けた石川さんは服役後の1994年に仮釈放された後、冤罪を訴えて再審請求をしていましたが、先月11日に亡くなり、東京高裁が審理を打ち切っていました。

石川さんの妻・早智子さんと弁護団はきょう、都内で記者会見を開き、早智子さんを請求人とする4度目の再審請求をしたと明らかにしました。

早智子さんは会見で、「夫は86年の生涯のほとんどを冤罪を晴らすために走り続けたが、司法は真摯に向き合い、答えることはなかった。何としても夫の無念を晴らし、夫の『見えない手錠』を外したい」と話しました。