保守系3人による選挙戦の公算が大きくなっている6月の高岡市長選について、自民党高岡市連は推薦願を提出した3人のうち現職の角田悠紀氏を推薦することを決めました。

自民党高岡市連は7日、冒頭以外非公開で開かれた会合で6月の高岡市長選挙の推薦について協議、現職の角田悠紀氏を推薦することを決めました。

自民党高岡市連 山本徹支部長
「3人から出されていた推薦の申請につきまして、これ預かりの状態になっておりましたけれども、これを3人とも受理することに致しました。その上で以下の実績を評価して現職の角田市長を推薦することにいたしました」

6月の高岡市長選を巡っては、現職の角田悠紀氏と新人の出町譲氏、そして中川加津代氏の3人が立候補を表明していて、いずれも自民党高岡市連に推薦願を申請していました。

高岡市連は7日の会合で、3人の推薦願を受理した上で能登半島地震からの復旧復興にスピード感をもって取り組んできたことなど角田氏の実績を評価し推薦を決めたということです。

自民党高岡市連 山本徹支部長
「最終的には実績を評価して角田市政を継承する推薦候補としてはどうかと、角田さんをもう一度推薦してもう4年間任せてみてはどうかという結論に至った」

高岡市長選を巡っては4年前の前回、自民党高岡市連が初めて推薦候補を公募。新人3人のなかから候補者を1人に絞って推薦しましたが、その候補者が落選した経緯があります。

出席者によりますとそうした経緯もあり、会合では「3人を支持すべき」といった意見が出たほか、自民党高岡市連として候補者を1人に絞ることで党員が離れることを懸念する声も上がったということです。

高岡市長選は6月22日告示、29日投開票です。