北欧のフィンランドは、対人地雷の使用などを禁止した国際条約から脱退する方針を明らかにしました。バルト3国なども条約脱退を表明したばかりで、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの警戒を強めています。
フィンランド政府は1日、対人地雷の使用や製造などを全面的に禁止した「対人地雷禁止条約」からの脱退に向けた準備を始めると発表しました。
条約脱退の理由について、「ヨーロッパの安全保障環境は根本的に悪化し、ロシアが長期的な脅威をもたらしている」と指摘。「対人地雷はフィンランドの国防に適しており、攻撃する側の進軍を遅らせ、防御する側の死傷者を最小限に抑えることを可能にする」と説明しました。
あわせて、GDP=国内総生産に占める国防費の割合を2029年までに3%以上に引き上げることも明らかにしました。
対人地雷禁止条約には、日本を含め160以上の国と地域が加盟していますが、ロシアやアメリカ、中国などは加わっていません。
バルト3国とポーランドも、3月に条約からの脱退を表明したばかりで、ロシアの脅威が高まる中、防衛力の強化が進んでいます。
注目の記事
背中に傷が…「命を失わなくてよかった」クマに背後から襲われた女性 ”その瞬間”の出来事を記者に語る(山形・飯豊町)

健康志向で急増! 姿勢も体幹も整う「マシンピラティス」 SNS発信で人気拡大

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
