高松市の新屋島水族館は来月7日から、改修工事のため一時休館します。休館中、仮設の水族館を中央卸売市場に開館することになり、市と連携協定を結びました。

締結式では、高松市の大西市長と水族館の敷山社長が協定書に署名しました。

屋島山上の活性化や子どもたちが生き物とふれあう機会を作ることが目的です。水族館の休館中、市は中央卸売市場の青果棟移転に伴う跡地を提供し、「市場(いちば)水族館」を開館します。

5月上旬のオープンを目指していて、ペンギンやカワウソなどの展示が予定されています。このほか、改修の内容が明らかになりました。施設の外観はシンプルに。屋外にあるプールは現在のものが残ります。

展示棟のA棟では、原点に戻り、開館当時の目玉だった回遊水槽が新たな工夫が加えられて復活します。B棟は、ふれあいをテーマに生き物との距離感が近くなるよう水槽が配置されるということです。

(屋島水族館 敷山靖洋社長)
「エリアの子どもたちにとって楽しんでもらえる、リピーターとして水族館に行こうと思ってもらえる施設づくりをしていきたい」

来月7日から約2年間の休館となる新屋島水族館。市は、リニューアルのための資金の調達も支援します。