霧島山の新燃岳で火山活動が高まっているとして、気象台は、噴火警戒レベルを入山規制の「3」に引き上げ、大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

気象台によりますと、霧島山の新燃岳では、28日ごろから火口直下を震源とする火山性地震が増加し、29日午前0時からの24時間で251回を観測。

そして、30日午前2時ごろから山体の膨張を示す地殻変動がみられたことから、午前3時53分に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。

新燃岳の噴火警戒レベルが「2」から「3」に引き上げられるのは、2017年10月11日以来です。

気象台では、火口からおおむね4キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に、おおむね2キロの範囲では火砕流に警戒するとともに、風下側では、火山灰や小さな噴石が降るおそれがあり注意を呼びかけています。