ミャンマーで起きた大地震の死者は1600人を超え、被害が拡大しています。

29日、ミャンマーに入ったJNNの取材クルーは、首都ネピドーに向かう道中で、地震で損壊した道路を何か所も確認しました。

記者
「ネピドーの近くの幹線道路では、地面が大きく隆起しているのが見えます」

軍事政権によりますと、28日発生したマグニチュード7.7の大地震では、これまでに1644人が死亡、3000人以上が負傷しました。このうち、震源に近い中部マンダレーの死者は少なくとも700人にのぼっています。

現地の日本大使館によりますと、マンダレー在住の日本人2人が負傷し、病院で手当てを受けました。

一方、タイの首都バンコクでは…

記者
「ビルが崩落した現場です。35度を超える暑さの中、重機などを使った捜索活動が続けられています」

建設中の高層ビルが崩壊した事故では、これまでに9人が死亡。依然、79人と連絡が取れていないということです。

バンコクでは、ほかにも工事現場のクレーンが倒れるなどして、死者は合わせて10人、負傷者は32人に上っています。