長崎県長与町に東京ドーム4個分の新しい住宅地が造成され、22日竣工の記念式典が行われました。

竣工記念式典には関係者や来賓などおよそ100人が出席しました。長崎市に隣接し、JR道の尾駅まで車で5分ほどの場所で進められた長与町の「高田南土地区画整理事業」。優良な住宅地を造成し町の人口増加を図ろうと、1986年に町の委託を受けた県が事業に着手しました。

当初は10年で事業完了の予定でしたが、山を切り開く工事が難航したことなどから工期延長を重ね、総事業費は計画の3倍近い337億円となりました。今月主な工事が完了したのは、最後に残っていた東京ドーム4個分およそ18ヘクタールの土地で550区画の宅地が整備されました。

長与町・吉田町長:
「長崎市の玄関口にふさわしい町作りをしていきたい。住環境を整えて活気のある生き生きとした町づくりができれば」

整備事業地内では今後測量などが行われ、今年夏ごろから宅地の引き渡しが行われる見通しです。町では商業施設の誘致も計画していて、事業の完了は、5年後の2030年度の予定です。