佐賀県鳥栖市で去年、面識のない高齢女性の頭をハンマーで殴り殺害したなどとされる元長崎大生の男は法廷で「亡くなっているとは思わなかった」と証言しました。
◆面識の無い女性をハンマーで殺害か
起訴状などによりますと、長崎大学薬学部に在籍していた山口鴻志(やまぐち・こうし)被告は去年9月、鳥栖市の民家の庭で面識のない大塚千種さん(当時79)の頭をハンマーで何度も殴り、殺害したなどとされています。
18日の被告人質問で弁護側が大塚さんの殺害を目的としていたのか尋ねると山口被告は「死亡するまで殴ろうと思っていない」と述べました。
また、山口被告は、倒れた大塚さんの様子について「意識を失っているように見えたが亡くなっているとは思わなかった」当時の心境について「我に返って現実に戻って怖く
なって逃げた」などと証言しています。
◆鑑定医師「適応障害は直接の影響ではない」
証人として出廷した山口被告の精神鑑定をした医師は、「適応障害があり精神障害としては軽症。それが直接的に影響があったとは言えない」と述べています。
裁判は、今月20日に結審し25日に判決が言い渡される予定です。
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