南海トラフ巨大地震などを念頭に海底の地殻変動の観測が重要となるなか、ホンダ発のベンチャーが海洋データを収集・提供する事業を始めると発表しました。
ホンダ発のベンチャー「UMIAILE」は、高速で水上を自律航行し、海洋情報を収集する小型の無人ボートを開発しました。生態系や海底地殻変動などのデータを収集・分析し、提供する事業を来月から始めます。
開発した小型の無人ボートは、二足歩行ロボット「ASIMO」の開発以来、ホンダの強みとなっている姿勢制御技術が活用されていて、日本近海のような潮の流れが速い海域でも安定して航行出来るということです。
また、船体の上部にはソーラーパネルが取り付けられていて、発電した電気を使い、モーターで走行することで、長時間安定した観測ができるといいます。
海洋データの収集をめぐっては、南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率が80%程度とされる中、海底地殻変動の観測の重要性が高まっています。
「UMIAILE」は、無人ボートを活用することで有人の船舶による観測と比べて観測頻度の向上が見込まれます。
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