あと2週間あまりで大阪・関西万博が開幕します。展示の目玉とされる「火星の石」が大阪へと出発しました。

記者
「いま、研究所から大きな箱がふたりがかりで運び出されてきました。あの中に火星の石が入っているということです」

きょう、都内の研究所でトラックに載せられた「火星の石」は、日本の南極観測隊が発見した火星由来の隕石です。

重さはおよそ13キログラムと世界最大級で、一般公開されるのは初めてです。

今夜、万博会場の大阪・夢洲へと運びこまれ、日本館で展示されます。

国立極地研究所 広報室 熊谷宏靖 室長 
「この機会に、多くの方に見ていただいて、ぜひ宇宙とか地球上の不思議に触れていただきたい」

万博の開幕まであと18日となっていて、「火星の石」は目玉展示のひとつとなりそうです。