今年7月に開催された世界陸上オレゴンの男子100mで、世陸では日本勢初の決勝進出を果たしたサニブラウン・アブデル・ハキーム(23)が17日、都内で今季の報告会を行った。その後、独自インタビューで今シーズンを振り返り、今後の国際大会への思いなどを語った。

21年は腰痛に苦しみ、東京五輪では200mのみの出場で予選敗退となったが、今年の世界陸上決勝について「終わったあとは、マジで出し切ったという感じで、あのときはあれ以上は無理(笑)。でも順位(7位)は悔しいなと。今回は一通りの流れを経験できたことが大きいと思っていて、(決勝では)大まかにどういう状況、コンディションになるのかなど」と初めて立った大舞台を振り返った。

さらに「決勝が一番緊張していなくて、準決勝が一番緊迫感があった。決勝はやれることだけやって、ラスト1本なんで楽しんでいこうという感じ。準決勝突破で達成感が半端なく、集中力が若干切れたかなと(笑)」と当時の心情を明かした。

今季、世界陸上の舞台は4度目となり、来年以降、23年はハンガリーの首都・ブタペストでの世界陸上、24年はパリ五輪と大きな国際大会が続き、25年は東京で世界陸上が開催される。

「25年はもう期待高まりまくりですよね。東京オリンピックはお客さんが入らなかったので、ものすごく寂しかった。国立競技場はものすごく人が入るんで、あの中で観客満員のなか走るのはものすごく気持ちいいだろうなと。海外の選手の人たちに聞いても日本好きな人は多いので、最高の大会になったらいいなと思いますね」と3年後の東京大会に胸を膨らませた。

また、国際大会が続くことについて「ちょっと休憩がほしいかなと(笑)。25年の世界陸上まで毎年世界大会があって、具体的なプランは練ってないですけど、毎年毎年小さい目標を設定してクリアしていって、最終的には25年に地元開催なので、一番いい結果が出せれば」と意気込み、“休憩がほしいということは、来年の世陸は?”と聞くと「やりますやります(笑)。2026年に休みます」と笑みを浮かべた。

帰国してからはリラックスして過ごしているようで「いまはオフです。食べて寝てるだけ。最近うどんにハマっていて、男はだまってぶっかけ(笑)」と久々の日本を楽しんでいる。「来年は来年で集中してやるべきことをやって、(今年は)決勝に進出したので、100%出し切って7番だったので、今度は100%出していい結果を出さなきゃいけない。それに応えられるように1ミリでも0.01秒でもメダルに近づければ」とさらなる進化への思いを明かした。