日南市では、明治時代から海上の安全を見守ってきた鞍埼(くらさき)灯台の国の重要文化財指定書の伝達式が行われました。

22日開かれた伝達式には宮崎海上保安部など関係者9人が出席して行われました。

鞍埼灯台は明治17年に建てられた日本最古の鉄骨なしのコンクリート造りの灯台で、去年12月に文化庁から重要文化財に指定されました。

22日は、灯台の維持管理を行う宮崎海上保安部の横内伸明 部長に文化庁からの指定書が、また、鞍埼灯台の周知、普及に取り組む団体「大島プロジェクト会議」の若松俊二さんに名誉灯台長の称号が贈られました。

(若松俊二さん)「環境整備とか灯台周りをきれいにしてお客様がまた観光客が来ていただけるようにきれいにしたいと思う」

鞍埼灯台では毎年11月1日の「灯台の日」など年に数回、見学ツアーなどが行われています。