4月13日に告示される宮崎県日南市長選挙についてを前に、3人の立候補予定者が人口減少対策や経済政策について考えを述べる公開討論会が開かれました。

市民に立候補予定者の政策や考えを知ってもらおうと日南青年会議所が開いた公開討論会。
立候補を表明している3人が出席し、人口減少対策や経済政策などについて討論しました。

このうち、農業・漁業の強化については、それぞれ次のように述べました。

(高橋透氏)
「農水産物に付加価値をつけて売る、このことをすれば農家も水産業も所得は上がっていくと思っております」

(鎌倉優太氏)
「ちゃんと稼げる農業・漁業が日南市にはあるので、そういったことをしっかり発信していく、そのことによって、ちゃんと農業・漁業がついでもらえるような環境を、引き継いでもらえるような環境を作っていくことが私は大事だと思っています」

(長友正徳氏)
「農家の収入を上げるような政策を第一に考えて所得を上げて、若者が集まるそういう町にしてまいります」

また、人口減少対策については…

(高橋透氏)
「問題は自然減です。第一子が非常にまだ伸びてないということなので、第一子は、結婚して第一子ですよね。第二子は伸びている。子育て支援・保育料の更なる支援を含めて今から力を入れるべき点だと思っています」

(鎌倉優太氏)
「男女で共働きができるような環境であるとか、もしくは、女性であってもキャリアアップができるような環境であるとか、そういったことも賃金と同じように求めている。ここのところをちゃんと、今出ていった、もしくは今日南にいるけれど、住みづらさを感じている若い人にちゃんと聞いて、対策を打っていくこと」

(長友正徳氏)
「『若者に選ばれる町にする』というスローガンを掲げて取り組んでいる。若者がどんどん出て行ってしまうから、それは、賃金の高い仕事が無いからなんです。私は、賃金の高い仕事を増やして若者が外へ行かなくても済むように、あるいは、外から移住者がどんどん集まるようなそういう町にしてまいります」

討論会を聞いた市民は…

(市民)
「日南がどういうふうに将来なるのか、どんな計画を持っているのか、それに非常に興味があって、だから、きょう初めて参加した」
「1番は経済面、子育て世代もだが、子どもがいない独身世代はどういうふうに潤ってくるのかなと期待はある」
(高校生2人組)
「若い人たちが政治に興味を持って、こういった講演会に行って、その感想とかを同級生に伝えられたらいいなと思って、きょうは参加した」
「とても具体的な内容とかを考えていて、すごく日南市に対する愛があるなと(思った)」

日南市長選挙は来月13日に告示、20日に投開票されます。