無断、架空の党員登録問題で批判を浴びた衆議院富山1区選出の自民党、田畑裕明議員が、4月の選挙を控える富山市議に「必勝」と書かれた檄文を送っていたことがわかりました。自民党富山市連が市議選の選挙活動を含めて田畑議員とは活動を共にしない方針を決めていて、檄文が届いた市議からは困惑や怒りの声が上がっています。

「必勝」と力強く書かれた檄文…

その横には、田畑裕明衆議院議員の顔写真が─。これは、田畑議員から4月13日告示の富山市議選に出馬する自民市議のもとへ届いたものです。

檄文とは、選挙の事務所開きや出陣式に合わせ、応援や激励の思いを込めて贈るもので、「為書き」とも呼ばれます。

通常は当選を目指す議員にとってありがたい文章ですが、このタイミングで届く田畑議員からの檄文については…

富山市議会 高田重信 議員
「難しいですね。届かなかったければよかったんだけど…。それを言ってしまうとあれだけど…」