高松なりの、香川なりの新しい歩行者戦略とは?

実際に訪れた人からは、こんな声が。

(訪れた人)
「海があるし、ヨットもあったりして、いいロケーションになっていていいなと思いました」
「飲食店とかもっとあればなって、食事が、シンボルタワーにもありますけど、もうちょっと各地にあってもいいのかなとは思いました」

(香川大学 西成典久教授)
「行った先に例えばカフェがあったりとか、めぐるうえで目的地になるような雑貨店があるとか。そういうような、商業の力を借りて、ぐるぐると巡れるような街づくり。高松なりの、香川なりの新しい歩行者戦略」

香川県も手をこまねいているわけではありません。

ひとつは、高松駅北側の「サンポートガーデンプロムナード」の活用です。車道の一部を遊歩道として活用できるよう、アリーナのオープンにあわせて整備したもので、今月(3月)9日、ここを会場に香川の食や文化を楽しめるイベントを開きました。

新年度からは7月、8月をのぞき、月3回程度の開催を予定しています。

そしてもうひとつ。夜のアリーナが映像と音楽で彩られました。今月13日から15日に行われた、プロジェクションマッピングです。

海の上から楽しめるよう、クルーズ船も運航。周辺にはキッチンカーを出し、3日間で3万3000人が訪れました。新年度は夜型観光推進に3億円あまりを投じ、費用対効果を検証したいとしています。