福岡市に本社を置く「シジシー」のグループ会社が、自社のプライベートブランドを値下げしないよう、小売店に圧力をかけたとして、公正取引委員会から警告を受けました。

警告を受けたのは、国内上位のプライベートブランドのグループ会社、「九州シジシー」です。
「九州シジシー」は西鉄ストアやイーマートなど、九州・沖縄22社のスーパーに自社のブランド商品を供給していますが、公正取引委員会によりますと2021年4月以降、一部の商品で設定した販売価格の下限を下回らないよう圧力をかけていました。

安売り競争を避ける目的などがあったとみられていますが、こうした行為は消費者が安く購入する機会を奪うことにもなるため、独占禁止法で禁止されています。
九州シジシーは「参考に販売価格を提示していたが、禁止行為の認識がなかった。今後は研修などを行い再発防止に努める」とコメントしています。