高次脳機能障害者が半年間、社会生活に適応するための訓練を行ってきた通所教室の閉所式が、宮崎市でありました。

13日は、去年9月から半年間行われたプログラムの修了を受け通所教室の閉所式があり、受講者に修了証書が授与されました。

「高次脳機能障害」とは、病気や事故などにより脳が損傷したことが原因で、記憶力などが低下するものです。

この教室では、当事者が、自らの障害について学び、知識や技能を習得する訓練を集団で行うことで、社会参加を促しています。

「最初は半年間ということでしんどかったが忘れっぽい(症状)とかいろいろあったのでそういうことも考えてみんなと明るく付き合っていきたいという気になった」

教室を運営する県身体障害者相談センターでは今後、高次脳機能障害の啓発活動にも力を入れていきたいとしています。