長崎大学病院は来月から一般病床数を1割以上削減し、代わりに急変のリスクが高い患者を受け入れる高度治療室「ハイケアユニット」を新設する病床再編を発表しました。

重症度の高い患者を受け入れている長崎大学病院には、現在827の一般病床があります。

しかし、新型コロナの感染拡大を機に、入院患者は4年で2万5千人以上減少。さらに人口減少・少子高齢化が進む中、来年度必要な一般病床数は651と予想されています。

現状に対応するため、長崎大学病院では来月から一般病床のうち1割以上にあたる98床を削減し729床とし、新たにICUと一般病床の中間に位置する「ハイケアユニット」8床を設置、急変リスクが高い患者に対して手厚い医療を提供できる体制を整えるとしています。