EU=ヨーロッパ連合の執行機関・EU委員会は、アメリカのトランプ政権が発動した鉄鋼とアルミニウムへの25%の追加関税に対し、アメリカからの輸入品4兆円相当に報復関税を課すと発表しました。カナダも報復措置を発表しています。

EUによる報復関税の対象となるのは、第1次トランプ政権時代にも課していたウイスキーや二輪車などです。4月1日から2段階で導入され、アメリカからの輸入品およそ4兆2000億円相当が対象になる見通しだということです。

カナダ メラニー・ジョリー外相
「ヨーロッパの同僚よ。我々も協力して関税撤廃に向けて圧力をかけていく」

また、カナダも報復措置として、13日からおよそ3兆1000億円相当のアメリカからの輸入品に25%の関税を課すと発表しました。対象は、鉄鋼・アルミニウムに加え、コンピューターやスポーツ用品なども含まれるということです。