五島市の沖に浮かぶ「浮体式洋上風力発電施設」が今後およそ1年かけて増設されることになり、このほど海上での設置作業が始まりました。

作業を行うのは戸田建設などが出資する「五島フローティングウインドファーム合同会社」です。
この会社では現在、五島市沖で浮体式洋上風力発電1基を運用していますが、国の新たな認定を受け新たに8基を増設することになりこのほど、その一号機が設置海域へ輸送されました。

(戸田建設戦略事業推進室・浜地洋一郎企画部長)「日本の海は非常に深いというのがありますので、この浮体式というのはそういう意味では日本の深い海でどこでも対応できるということで将来性が大きいと考えてます」

今月11日には海上での組み立て作業がスタート。
全長は176.5メートル、最大出力はおよそ2メガワットで、年内に3基、来年に5基が設置され2024年1月に商業運転が開始される予定です。