岩手県漁連は11日、基準値を超えるまひ性貝毒が検出されたとして、新たに岩手沿岸の4つの海域で、ホタテガイの出荷を自主規制したと発表しました。県内12海域のうち自主規制は合わせて7つとなりました。

出荷を自主規制したのは、北部(洋野町と久慈市、野田村、普代村)、山田湾(山田町の一部)、中部(山田町の一部と大槌町の一部)、中南部(釜石市の一部)の計4海域です。
いずれも3月10日に採取したホタテガイを検査した結果、まひ性毒値が規制値の4マウスユニット(MU)に対して、4.1MUから最大で7.9MUとなりました。県内12海域のうち自主規制となったのは今回の4海域を合わせて7海域となりました。
※1マウスユニット(MU)は体重20グラムのマウスを30分で死亡させる毒量

<岩手県内の自主規制開始時期と海域>
〇2024年4月2日~中北部、宮古湾
〇2025年2月4日~大船渡湾西部
〇2025年3月11日~北部、山田湾、中部、中南部