岡山県新見市の植物園で満開の時を迎えました。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている「アテツマンサク」の花が見ごろを迎えています。

錦糸卵のようなユニークな花びら。新見市の「シャクナゲの里まんさく園」では、およそ100本のアテツマンサクが満開です。

1914年に現在の新見市にあたる「阿哲郡新見町」で発見されたことが名前の由来になっていて、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。

まんさく園は58年前、柴田光政さんが地元に観光客を呼び込もうとアテツマンサクの栽培を始めたことがきっかけで開園しました。いまはフクジュソウなど春の到来を告げる植物も見ごろを迎えています。

(訪れた人)
「季節ごとにいろんな花が咲くので、季節を追いかけていろんな花を撮影に来ています」

(まんさく園 柴田光政さん)
「58年運営していますけど、やってよかったと思う。みなさんといろいろ話もできるので」

園内のアテツマンサクは来週の中ごろまで見頃だということです。