東日本大震災の発生からきょう(11日)で14年です。地域の防災力向上に繋がればと消防団員に地震発生時の初期対応を学んでもらう訓練が岡山市北区の商店街で行われました。

訓練は、岡山市西消防署が行ったもので、地域の消防団員約30人が参加しました。

はじめに参加者は、東日本大震災の犠牲者を悼み黙とうを捧げました。そのあと南海トラフ地震が発生し、岡山市内で震度6強を観測した想定で訓練を行いました。

消防署の職員の指導で参加者はまず、地域の被害状況の把握に取り組みます。そして負傷者を発見すると救護所まで運び、治療の優先順位を決めた上で病院に搬送する手順を確認していきました。

(岡山市消防団西地区 蜂谷博之副団長)
「火災を対象とした訓練が多いんですけど、今回は初めて大規模災害を対象にした訓練をさせていただきました。これからも訓練を重ねて、ひとつずつのことを確実にやっていけるようにしたい」

参加者は建物の下敷きになった人をバールを使って救出する訓練も行い、防災への意識を高めていました