震災犠牲者に思いを寄せる゛命日゛のともしび。
陸前高田市で開催されている『つむぐイルミネーション』会場の模様を再び、今井日奈子アナウンサーに伝えてもらいます。

LEDキャンドルライト約2000個が灯る『つむぐイルミネーション』の会場です。
2024年まではロウソクの灯りもあったのですが、大船渡で山林火災が発生した事を受けて、今年は一切「火」を使用しない事としました。


一つ一つに絵柄がついています。
陸前高田市、大船渡市の幼児から高校生までが、描いたものだそうです。



(つむぐ実行委員 代表 松村幸祈さん)
Qイベントにこめた思いを聞かせて下さい。
「陸前高田のために何かできることは無いか、このイベントが震災をきっかけに始まったものではあるが慰霊や鎮魂だけでなく陸前高田に対する思いや大切な人への思いなど様々な思いをつないで、つむいでいくイベントにしたいです」
Q今回で12回目です。今の思いは?
「途中、続けるのが難しいかなと思った時期もあったのですが、たくさんの仲間たちとか、協力してくれる人に支えられ、ここまでくることができました。途中から
『つむぐ』という名前に変えて活動を再開しましたが、そこには『続けていきたい』という気持ちが込められています。これからも明るく陸前高田を照らして行きたいです」


Q今思うことを聞かせて下さい。
「震災を知らない子供たちにも作品づくりを協力してもらったりしていますし、この活動が陸前高田の未来につながるような意味のある活動になればと思います」

14年前、亡くなった方の魂が2000個のLEDのあかりとなって街を優しく照らしています。
以上、中継でお伝えしました。