春のセンバツ高校野球がいよいよ来週開幕します。21世紀枠で出場する壱岐高校野球部が、9日、島民に見送られながら甲子園へ向け、島を出発しました。
「おはようございます」
出発の朝。

選手たちは自主的に頭を短く刈り込んできました。

「お前髪切った?~五厘よな?」

日高陵真選手(2年)「髪きのう切ってきました、普段家で切るんですけどお店に行って切ってもらいました」

山口廉斗選手(2年)「みんなも気合入れて髪切ってきたんじゃないかなと思ってます、やっと出発で楽しみにしています」

坂本徹監督「甲子園で『すまん』は通用せんぞお前!」
気合が入るのも当然のこと。甲子園は全国の球児にとっての憧れ「聖地」です。

「元気出していこう!」
Q・甲子園球場に行ったことは?

左・辻田万翔選手(1年)右・植村銀太選手(2年)
「いやないです、テレビでしか甲子園球場を見たことないので」

左・小西桜ノ介選手(2年) 右・田口征次郎選手(1年)
「人がいっぱいおって迫力がすごい」

中上仁選手(2年)「中学のときに観に行ったときにここに立ちたいと思って壱岐高校に進学して、ワクワクしてます」

部員全員が島の出身。25人でいざ!出陣です。

マネージャーからは手づくりのお守りが選手に託されました。

保護者「早く、早くみたい!」Q・ワクワクする気持ちは?「あります、子どもよりあるかも」「壱岐高校頑張れ!」

春夏通じて初の甲子園出場です。選手の出発を前に保護者やOB会のメンバーらが集まり出発式が開かれました。

浦上脩吾主将「自分たちは甲子園で1勝という目標があり、その目標に向かって1日、1日を大切にして頑張っています。甲子園では21世紀枠の代表としてしっかり胸を張ってプレーできるように、壱岐が一つになってみなさんで1勝をとれるように頑張りましょう、応援よろしくお願いします」

OB会からのエール「オス~甲子園での1勝を祈念してエールを送る!」「フレー~フレ!フレ!壱岐高!」

坂本徹監督「このチーム発足してから3つ言葉をかけたんですけど、その1つがチャレンジャーでしたので、チャレンジャー精神で向かっていけるようにやりたいなと思います」

島民の期待を一身に背負い戦います。
浦上脩吾主将「頑張るしかないなという感じです」

人口、およそ2万4000人の壱岐から4万人以上の観客がスタンドを埋め尽くす甲子園へ。壱岐高校ナインが旅立ちました。

壱岐高校の初戦は大会3日目の今月20日、生まれ育ったふるさとへ甲子園での1勝を届けます。