1975年、3月10日に山陽新幹線が博多までの全線で開業してからきょう(10日)で50年を迎えました。交通の大動脈として経済や私たちの生活を支えてきた高速鉄道。きょう、各地で記念のセレモニーが行われました。
JR岡山駅の新幹線ホームでは、JR西日本・岡山支社の林支社長、岡山県の伊原木知事やファジアーノ岡山の森井社長らが出席しての式典が行われました。

夢の超特急と呼ばれた乗り物です。1972年に山陽新幹線、新大阪ー岡山間が開業しました。そして…3年後の1975年、岡山から博多までがつながり3月10日、全線で開業となりました。

(伊原木隆太岡山県知事)
「岡山・大阪が結ばれてからわずか3年で岡山から博多まで新幹線が通ったということで本当にその当時の日本の勢いというものを感じるところです。」
開業当時、時速210キロだった最高速度は改良により現在は300キロに達します。新大阪ー博多間を最短2時間21分で結んでいます。

(新幹線の利用者)
「半世紀でここまでスケジュール過密でもちゃんと動いているっていうのはすごい」
ー新幹線好きですか?
「大好きです」
「新幹線の中で弁当食べるの好きです。きょうも博多駅で買って。初めて乗ったのは大阪から東京まで乗ったが子どものとき、感動しました」

山陽新幹線が50年で運んだ乗客は約30億人にのぼります。
(JR西日本中国統括本部岡山支社 林秀樹支社長)
「50年という間に日本社会は大きく変わってまいりましたけども、それを間違いなく時間という価値で支えてこられた、改めて自信も深めておりますし、これから、もっとしっかりとお役に立っていかなければいけないなという決意を新たにしたところでございます。」
「発車!」

都市と都市を結び経済や暮らしにさまざまなインパクトを与えた半世紀。次の50年へと、きょう再出発しました。