老化は避けられないものではなく、治せる時代になるのでしょうか。健康な人の老化細胞を減らせる成分を世界で初めて突き止めたと発表されました。
天ぷらで食べる植物成分で 春頃サプリ発売へ

ファンケル機能性食品研究所 寺本祐之 所長
「はっきり言ってしまえば、老化が若返っていくという作用があるのではないかということです」
人々の“長年の夢”、若返り。その実現に、また一歩近づくかもしれません。
60代女性
「もちろん、興味はあります」
70代男性
「いいね、期待するね。足腰から老いがくるからね、歩くことを常に意識はしてますよ」

健康食品大手のファンケルが発表したのは、健康な人の“老化細胞”を減少させることができるという新たな成分の発見。これは、世界で初めてのことだといいます。
ファンケル機能性食品研究所 寺本祐之 所長
「(これまでは)老化したものは元に戻らないという考え方が主流だったんですけど、いま世界的な研究がどんどん進んでいるなかでは、老化は病気と同じように改善することができるということがわかってきています」

年齢を重ねるとともに、体内に蓄積することにより体の機能低下などを引き起こす「老化細胞」。
ではどうすれば、この「老化細胞」を減らすことができるのでしょうか?

今回、その作用が確認されたのは、バラ科の植物「キンミズヒキ」の葉から抽出した成分です。「キンミズヒキ」は、お茶や天ぷらなどに使われることもあるそうです。
今後、どんなことが期待されるのでしょうか?
ファンケル機能性食品研究所 寺本祐之 所長
「老化によって衰える脳機能・筋力に関しても、そういったものを改善するような効果が期待できるのではないかと思います」

ファンケルは、この成分を含んだサプリメントを春頃に発売するとしています。