統廃合を控え、最後の卒業式となりました。今年度いっぱいで閉校する宮城県の美里町の町内3つの中学校で6日、それぞれ卒業式が行われ最後の卒業生が学びやを巣立ちました。

このうち、美里町立小牛田中学校では58人が卒業を迎えました。式では、保護者や在校生らが見守る中、卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。佐藤勇寿校長が「中学校で経験したことを基に次のステージでも皆さんの良さを伸ばし大きく成長してください」とはなむけの言葉を贈ったあと、卒業生を代表し岩渕恵太さんが答辞を述べました。

卒業生代表 岩渕恵太さん:
「校舎は無くなりますが、私たちの思いはこれからも紡がれ、この先の未来にも伝えられることでしょう」

小牛田中学校は、少子化などに伴う学校再編によって今年度いっぱいで60年の歴史に幕を下ろすことになり最後の卒業生が思い出多い学び舎を巣立ちました。

卒業生:
「最後の卒業生として60年間の歴史を受け継ぐために私たちが一歩前進していかなければならない」
「後輩には60年の歴史を継いでもらい僕自身も高校でこの学校で学んだことを生かしていきたい」

美里町では4月、小牛田と不動堂、それに南郷の3つの中学校が統合した新しい「美里中学校」が開校します。