佐久市と小諸市に加え、諏訪市も、一部の市営住宅の家賃を余分に徴収していたことが分かりました。
いずれも高齢の扶養親族がいる場合に適用される控除を行っていなかったことによるもので、3つの市とも返還の手続きを進める方針です。

ミスが判明したのはいずれも2014年4月から2月までの市営住宅の家賃で、佐久市では8世帯に対しあわせて53万6700円を、小諸市では6世帯に対し14万8900円を余分に徴収していました。
また、諏訪市は資料が残る過去10年分を調査した結果、9世帯から28万9000円を多く徴収していました。

70歳以上の扶養親族がいる場合には家賃の一部が控除されますが、3つの市では、契約者以外の同居者が扶養する親族について控除を適用していませんでした。
いずれも職員が説明とお詫びをし、返還の手続きを進めることにしています。
諏訪市では、加えて過去10年より以前の分については、申し出を受けて再確認した上で返還する対応を取るとしています。